介護福祉士が知っておきたい口腔ケア

歯髄炎という歯髄の病気

う蝕(虫歯)が進行し、歯の中に分布している歯髄に刺激が達すると、
「痛み」という症状が出てきます。

 

さらに刺激が大きくなると、歯髄に炎症が起こります。

 

この状態が「歯髄炎(しずいえん)」という疾患です。

 

 

初期の歯髄炎は、う蝕(虫歯)の治療により刺激を遮断すれば
治すことができます。

 

早期発見、早期治療が可能です。

 

ですが、歯髄は、刺激に弱く、ある一線を越えて炎症が進行すると、
治ることができなくなります。

 

痛みは増し、冷たい水だけでなく、
温かい水にも痛みを感じるようになるなど、
歯髄炎が進行すると、治療としては「神経の除去」をおこなうことになります。

 

神経の除去をすることを「抜髄(ばつずい)」といいます。

 

注射をして麻酔をかけ、針状の器具で、
神経と血管を除去します。

 

しかし、強い痛みの症状のあるう蝕(虫歯)は、
すぐに手をつけることができません。

 

まずは刺激の遮断と鎮痛効果を期待し、
仮の材料で封鎖して処置を行うことが多いです。

 

高齢者の場合は、一週間ほど経過を追う間に、
内科医などに相談し、全身状態を確認して麻酔を使用し、
抜髄するなどします。

 

神経を除去すると、痛みが消えますから、
食事なども食べられるようになります。

 

義歯が必要な場合は、義歯を作ることになります。