介護福祉士が知っておきたい口腔ケア

給水・吸引ブラシ

給水・吸引ブラシは、全介助用の高度に専門化された
口腔清掃用具です。

 

歯ブラシのヘッド部分にブラシ、給水口、吸入口が備わっていて、
歯ブラシの先端から水を出しながら、
食物残渣や歯垢をブラッシングし、
同時に汚れと水を吸引することができます。

 

また、通常の吸引チップも接続できるオプションもあります。

 

この道具の最大のメリットは、
患者さんに嗽をしてもらう必要が無いことです。

 

ですから、口腔ケアの場所を選ばず、
吸引機能が加わったことによって
重度のむせがあっても安全に口腔ケアができます。

 

意識障害があり、むせもあるような患者さんに対しても、
質の高い口腔ケアを提供できる道具であるといえるでしょう。

 

*給水・吸引ブラシの使い方

 

給水・吸引ブラシは、左手で吸引チップを持ち、
右手にブラシを持ちます。

 

チップで口角を広げてケアする部分を直視しながら、
ブラシを残存歯にあて、給水ボタンを断続的に操作し
水を供給しながらブラッシングします。

 

このとき、水と汚れはブラシの先端部と吸引チップの2箇所から
同時に吸引されるので、
水がのどや口腔外にもれ出ることはありません。

 

1回のケアに使う水の量は50〜100mlほどです。

 

食後の口腔ケアでは、プラークだけでなく、
食物残渣や服用薬なども除去する必要があります。

 

サイズもかなり大きなものも吸引することが必要です。

 

給水・吸引ブラシは、数分のケアで、十分な器質的であり機能的なケアを行うことができます。