介護福祉士が知っておきたい口腔ケア

軽度介入による口腔ケア

軽度介入が必要な場合

 

軽度介入が必要な場合とは、口腔ケアが自立に近く、
自立支援が中心のケア立案が必要とされるときです。

 

たとえば、リウマチで握力が低下していて、
歯ブラシを自分で握ることができない患者さんの場合、
歯ブラシの柄をホースで太くし、
自力で把持できる太さを見つけていきます。

 

このように柄の直径を工夫することで、
ブラシを自分で把持できるようになり、
セルフケアが達成されます。

 

この軽度介入による口腔ケアでは、
スタッフによる介入はNGです。

 

つまり、口腔ケアそのものを介助してはいけないということです。

 

介入は踏み込みすぎれば、
自立支援から離れてしまいます。

 

市販品の活用

 

介護ショップや病院の売店等に行くと、
市販されている良いものが色々あります。

 

たとえば、ウレタンの柄や、形状記憶合金等の柄もあります。

 

このような良い市販品が沢山ありますから、
それらをうまく活用していくようにすると良いでしょう。

 

介助者の協力を得る

 

介助者の協力を得て、口腔ケアの自立度改善をおこなうのも
効果的であるといえます。

 

たとえば、歯科衛生がブラッシング指導を行っていても、
短期記憶に問題がある患者さんなどでは、
すぐに教わったことを忘れてしまう等します。

 

そのような時、介助者である家族の方にも同席してもらい、
声かけをお願いすると、うまくいくことがあります。

 

グループを対象とした介入

 

知的障害者施設等では、個別の指導でうまくいかなかった場合でも、
集団の中で習慣化する試みが効果を上げていくということに
つながりやすくなったりします。

 

グループホームなどでも応用し、
この方法を導入したところ、
大きな効果が見られたそうです。

 

このように、軽度介入による口腔ケアは、
介護スタッフが直接口腔ケアそのものに介入するのではなく、
あくまでも対象者さん自身が自立して行うことができるように介入します。