介護福祉士が知っておきたい口腔ケア

口腔ケアとリハビリテーションは日常の生活の観察が大切

「むせ」は、治療室や検査室などでは
得ることができない貴重な情報です。

 

軽度の摂食・嚥下障害を持つ患者さんでは、
歯科の外来に「食事の介助が大変」、「むせることがある」
ということを主訴として来院することはほとんどありません。

 

ですから、見過ごされてしまうことが多いのです。

 

まず、生活の中で、どのような問題があるのかを見つけることが大切です。

 

「嚥下のスクリーニングテスト」なども開発され、
比較的簡単に嚥下機能について調べることができるようになっています。

 

 

* 嚥下のスクリーニングテスト

 

(1) 反復唾液飲みテスト

 

・口腔内を湿らせた後、空嚥下を30秒間繰り返します。

 

・30秒間で2回以下の場合、異常と判断します。

 

・随意的な嚥下の繰り返し能力を見るスクリーニングです。

 

(2) 水飲みテスト

 

・30mlの水を一気に嚥下します。
(2.3mlで様子を見てから安全を確認してから、30mlを施行します。)

 

・5秒以内にむせなくのめれば正常です。
(それ以外は嚥下障害疑いか、異常です。動作全体を確認しましょう。)

 

・口への取り込み、送り込み、誤嚥の有無などをみるスクリーニングです。

 

 

また、「義歯」の問題があり、
摂食障害が起きているということも考えられます。

 

食事中に義歯を外す要介護の方もいらっしゃいます。

 

食事を介助している家族にとっても、
食事中に義歯を外すのは不潔に感じますし、
食事が毎回中断するのも困ります。

 

何よりも、食事中に義歯を外さなければならない
要介護者の方本人がとても辛い状況であるといえるでしょう。