介護福祉士が知っておきたい口腔ケア

う蝕の発生と疼痛

う蝕(虫歯)は、一本であってもかなりの疼痛を伴います。
そして、食事が摂れなくなることもあります。

 

歯の基本構造は、象牙質という黄色に近い色の組織で、
歯冠部表面はエナメル質と呼ばれる白くて硬い構造で覆われています。

 

このエナメル質自体には、血管や神経は分布していません。
そして、知覚もないので、この部分では痛みは感じることはありません。

 

ですから、健康な歯は、水程度ではしみません。

 

しかし、う蝕(虫歯)によってエナメル質が壊されてしまうと、
その下の部分の象牙質の部分に温度等の刺激が直接伝わることになります。

 

一本ごとの歯には、神経と血管が分布していて、
歯髄(しずい)と呼ばれています。
この部分があるので、象牙質の部分は痛みを感じます。

 

そして、歯には、歯髄があり、この歯髄が活動をしているので
「歯は生きている」と呼ばれています。

 

「歯がしみる」という症状は、歯の中の神経が発する危険信号です。

 

痛みは身体を守るための信号ですが、
ADL(日常生活動作)を低下させてしまうほど、
問題になることがあります。